サンタナです。
今回は、金(ゴールド)とビットコインの共通点と相関関係について考えていきます。
今現在(2023年9月)、金(ゴールド)は、ロシア・ウクライナ情勢や中国経済バブル崩壊の懸念から、歴史的にも高い価格で推移しています。
一方ビットコインは、来年に半減期を控えているものの価格は低迷しています。
結論から言うと、
金(ゴールド)とビットコインには、多くの共通点があるが相関関係にはない。
と言えます。
では、考察していきます。
下記がわたしの経歴です。
- 国内株式・貴金属投資歴13年
- 語学留学歴あり
- 暗号資産投資に没頭中
金(ゴールド)とビットコインの共通点
金(ゴールド)とビットコインには、共通点が存在します。
この共通点の多さから、ビットコインがデジタルゴールドと呼ばれることもあります。
希少性
金(ゴールド)の総量は、約18万トンと言われていて、市場の供給量が限られているため、希少性が高く、高価なものとして取引されています。
ビットコインにも総量が決まっています。
ビットコインは、2100万という発行上限があり、金(ゴールド)と似た希少性があります。
劣化しない
金(ゴールド)には、経年劣化がありません。
金(ゴールド)をアクセサリーとして何十年身につけていても、経年劣化することはなく価値が保証されています。
ビットコインも劣化しません。
ビットコインは、デジタルデータなので劣化することはありません。
劣化しないことは、価値を保存する上でとても重要なことでもあります。
採掘(マイニング)
これは言い方になりますが、
金(ゴールド)もビットコインも、採掘(マイニング)して取得します。
金(ゴールド)も金鉱山で採掘するし、ビットコインもコンピュータを使ってマイニングします。
言い方だけのような感じもしますが、サトシナカモトは、金(ゴールド)に似た設計でビットコインを生み出したと考えることもできます。
金(ゴールド)とビットコインの相関関係
冒頭でも書きましたが、
金(ゴールド)とビットコインの相関関係は一過性のもので、長期間で見ると相関関係はありません。
マーケットや世界情勢によって、一時的に相関関係になることはありますが、資産としての歴史が浅いビットコインは今のところ、金(ゴールド)との相関関係はないと言えます。
金(ゴールド)連動型ステーブルコイン
金(ゴールド)連動型ステーブルコインとは、その名の通り、金の価格に連動するステーブルコインのことです。
1枚あたりの価格が1グラムの金の価格と等しくなるように設計されています。
金(ゴールド)連動型ステーブルコインは、一般的な法定通貨のステーブルコインと同様に2つの方法で価格を安定させています。
担保制
担保制の金(ゴールド)連動型ステーブルコインでは、発行元が金の現物資産を保有し、その資産量に応じてステーブルコインを発行します。
そのため、ステーブルコインの価格が金の価格から大きく離れた場合、発行元は金の現物資産を売却してステーブルコインの供給量を調整することで、価格を安定させることができます。
アルゴリズム制
アルゴリズム制の金(ゴールド)連動型ステーブルコインでは、あらかじめ設定されたアルゴリズムによって、価格を安定させます。
アルゴリズムは、ステーブルコインの価格が金の価格から大きく離れた場合に、ステーブルコインの供給量や需要量を調整することで、価格を安定させる仕組みです。
発行されている金(ゴールド)連動型ステーブルコイン
担保制
- PAX Gold (PAXG)
- Tether Gold (XAUT)
- Digix Gold Token (DGX)
- Gold Coin (GLD)
- Perth Mint Gold Token (PMGT)
アルゴリズム制
- Sandbox Gold (SANDBOX)
- TerraUSD Gold (XAU)
- Goldfinch Gold (GFGC)
まとめ
今回は、金(ゴールド)とビットコインの共通点と相関関係について考えていきました。
結論は、「金(ゴールド)とビットコインは多くの共通点はあるが相関関係にはない」です。
しかし、暗号資産の歴史はまだまだ浅いので、将来的には将来的には金(ゴールド)とビットコインの関係性は変わっていくことが考えられるでしょう。
では。